アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

受験生の親、再び

3年ぶりに受験生の親をしている。娘は12年生。高校3年生だ。

12年生というのは おっそろしく大変な年で、家族総出で心身ともにサポートする必要がある、と聞かされてビビっていたのは4年前。簡略に説明すると、大学の合否は年間を通しての課題と年末の試験の結果から導き出された点数で決まる。ということは1年を通して気が抜けない。だから大切だし大変な年だ、ということだ。

というわけで、長女の時は一応気を遣いながら過ごした。けれども、終わってみれば、我が家ではそれほど大変な年ではなかった。本人が精神的に追い詰められて、とか、毎晩遅くまで勉強して、なんてことは全くなかったし、睡眠時間は8時間くらい取れてたと思う。ありがたいことだった。本人によると、11年生が1番キツかったそうだ。親として特に何をしたわけでもないけれど、本人が行きたい、受けたいという講習とか塾代は(夫が)払ってあげた。

さて、受験生の親、再び。(笑)

長女とは進路が違うこのお嬢さん。長女の時以上に緩い生活を送っている。本人も自覚している。本人によると、10年生の時が1番キツかったそうだ。そしてどうやら9時半には寝ているらしい。朝起きるのは7時半だ。10時間睡眠!!(信じられなくてコッソリ部屋をのぞいてみたことがあったけど、本当に寝ていて驚愕した。)

家で勉強してる?(してるよ。)

宿題ないの?(学校で終わった。)

課題ないの?(学校でやった。)

休み中だけど塾とか行っていいんだよ。(別に行かなくていい。)

なんかこうさあ、無いの?もっとやろうとかさあ?(別に。)

ロックダウン中の一日だけこんなことを言ってきた。

「お母さん、今日さあ、ずーっと数学やってた。」

・・・

いろんな思いを飲み込んで、

「すっごいじゃん!頑張ったね、そういう時って達成感あるでしょ?(満面の笑み)」

「うん♡」

頑張って第一志望に受かってくれ、娘よ(泣)