アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

トラベルマネーカードは便利だった

今回の旅で便利さに感動したのがトラベルマネーカード。自分のお財布口座に紐づけておけて、いつも使っている銀行のアプリを使ってお財布口座とトラベルマネー口座間の資金移動が手数料無料で出来る。プリペイド式だから使える金額はトラベルマネー口座に入っている額だけなので、何かの理由でカードが乗っ取られたりしても被害額は口座残高の範囲ですむ。カードの残高だけ気にしておけばよくて、足りなくなったらお財布口座から移動させればよい。私は毎晩履歴をチェックして翌日使うであろう金額を想定して残高の確認をしていた。使い慣れた銀行のアプリで安心感があり、便利だった。

コロナのお陰でオーストラリアではどんなに少額でもカードで支払えるようになったので、現金は基本持ち歩いていない。万が一のためにカフェで一食食べられるくらいの金額は持っているけど、入れていることを忘れるくらいキャッシュレス生活になっている。今回行く国も同じような状況じゃないかなー、と期待と予想をしていたが、その通りだった。

イギリスもフランスもイタリアも、それから経由地のシンガポール空港も、ほぼどこでもこのトラベルマネーカードでキャッシュレス決済が出来た。ロンドンの地下鉄とシンガポールの電車(12時間以上待ち時間があったからマーライオンを見に行った)でも改札ゲートにかざせば通過出来たので切符を買う手間が省けて便利だった。

2週間で現金が必要になったのは4回だった。(凱旋門のお土産屋さんにあった3ユーロで0(ゼロ)ユーロ札が買える自動販売機、フランス地下鉄の古い切符発券機、バチカンのサン・ピエトロ広場にある郵便局とシンガポールの街なかのフードコートみたいなところ)

私のトラベルマネーカード、キャッシュレス決済は手数料無料。現金を引き出す時は手数料が発生する。為替レートに関しては気にしていないのでコメントが出来ないけど数千円を使うレベルだったらそんなに損はないと思う。

色んなトラベルマネーカード

使ってみて思ったけれど、どこまで細かく為替レートを気にするかにもよるんだけれど、短期滞在だから外国の通貨が余っても困る。宿泊代も長距離列車代もすでに支払い済みだから大きな出費予定もない。ブランド品を買う予算もない。その国の通貨で持っていなくても、豪ドルさえ入れておけば、そして支払い通貨の登録さえしておけば、その通貨の残高が足りなくても決済時に自動で豪ドルがその国の通貨と交換されて支払いが行われる。

というわけで、シンガポールドルも英ポンドもユーロも登録を兼ねて交換しておいたけど、旅の最終地点ローマに到着してからは豪ドルだけ追加する方針に変更した。そして旅が終わった時に残高をお財布口座に戻した。手数料もいらないし豪ドルから豪ドルだから1:1で損もない。まあ厳密にいえば0.31ユーロと0.40シンガポールドルが残った。1ユーロ・1シンガポールドル以上残高があった時に豪ドルに換えておけば良かったんだけど忘れてた。

ローマで空き巣被害にあった時に予備カードが盗まれて、焦って24時間対応の電話番号にかけてロックしてもらったけれど、アプリでもロックは出来る。本カードが引き続き使えたのは便利だった。

登録出来る通貨の中に日本円も含まれているから、日本に帰国する際にも使える。事前登録していない場合や、登録出来ない通貨で支払う場合には交換レートに3%が上乗せされるようだ。

日本は今も現金社会なのだろうか?このカードがどのくらい日本で使えるものなのかわからないけど、カードの期限が切れる前に日本には行くだろうから、その時は使ってみたいと思う。