この夏のアデレードはいつもと違う。
暑いのは暑い。それはいつものこと。夏は暑い。
でも今年は風がある。
暑い上に風があるので、これはもう真夏に熱いドライヤーをあてられているようなものだ。だから、地上の植物にとっては、たまったもんじゃない。体力があるものはまだ耐えていられる。可哀想なのは小さな植物達。普段なら風もなく、朝夕は涼しくなるから耐えていられたであろうに、、、この夏は、あっという間に干からびてしまう。干からびて落ちた葉が地面でさらにカッラカラに乾かされる。ハイビスカスでさえ葉っぱがキュウって縮こまってる。
我が家のアジサイは可哀想。いつもなら、しおれていても水をあげればすぐに元気を取りもどすのに、今年はいくら水をやっても熱風に晒されるので葉っぱの色は日焼けして薄くなり、端から干からびていく(泣)
アガパンサスも枯れてしまった (´;ω;`)
数か月前に植えた低木3本も、大きくなる前に2本がやられてしまった・・・
えーん。
茎や地面に近い部分が緑色しているから、生きていることを願って水やりは続けているけど
葉っぱが枯れるから、茎が緑だとしても、どうなんだろう、これって・・・
えーん。
今年は山火事(森林火災ともいうらしい)が猛威を振るっている。
オーストラリアの東部では1か月以上燃え広がり続けている。
首都キャンベラでは空港に降り立ったご婦人が煙のせいで亡くなったとニュースで言っていて仰天した。キャンベラは燃えてないけど周辺から煙が流れ込んできて大気汚染レベルがニューデリーや北京よりもひどいそうで、世界一に匹敵する酷い状況となったそうな。大学も閉鎖された。
アデレード近郊でもクリスマス前からずっと燃え広がっている。観光地カンガルー島も大変だ。この時期のカンガルー島は青い空に青い海が美しいのに、島で一番広い国立公園が燃えている(泣)
地面はすでにカラカラに乾いた植物や落ち葉で一杯だから、いったん火がつくと一瞬で広がるんだろうな、と想像している。しかも燃えやすいユーカリばっかりだし。
このブログを書いている最中にも仰天ニュースが飛び込んできた。
南オーストラリア州と西オーストラリア州を結ぶ幹線道路が封鎖。これから少なくとも合計5日間も!!ハッキリ言って、この道しかないんですけど。。。アデレードからパースへの道・・・物流どうなる???!!!