アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

小学校でのお金の話

5月1日から2学期が始まります。5歳の娘は楽しみにしていて、明日は学校だからと、なんと8時半に寝ました。(いつもは9時にしぶしぶ寝に行く)

1学期学校へ通ってみて、色々成果はありましたが、悩み事も一つ。

それはお金のこと。

学校には売店があります。そこにはおやつも売っています。
ランチの後にその売店へいってジュースやおやつを買う同級生がいるので、それを見ている娘も当然「自分も買いたい」という思いを持ちます。

でも5歳ですよぉ。5歳児にお金を渡していいものか?

オーストラリアでは子供にお金を渡して買い物をさせるということは「教育」であって、5歳児が売店でおやつを一人で買うという行為は「自立している」と褒められるべきことのようです。

でも5歳ですよぉ。買い食いですよ。
どうも自分としては納得いかないのだけれど…

「今日はSちゃんがジュース飲んでた。」
「今日はSHちゃんがジュース買ってた。」
「SHちゃんはいつも買っている。」

「で、そういう時あなたはどうしているの?」
「見てるだけ。」
「一緒にキャンティーンに行ってるの?」
「行かないよ。」
「買っていない子もいるよね?」
「うん。Mちゃんは買っていなかった。」


買い物をする時にお金を払うので、物を買う時にはお金がいるということは理解しているけれど、おつりという概念がまだわからない。値段という概念がまだわかっていない。品物Aはいくらで、どのお金を出せばピッタリなのか、どのお金を出したらおつりもくるのか、全然わかっていない。大概おつりをもらうから、物を買うとお金もくれると思っている。

「Sちゃんのジュースはお金を3つ渡すんだよ。」
「いくらなの?」
「お金を3つだよ。」
「…」


あまり我慢させていても逆効果になりそうだし、現に、ワタシはお金が好き、とか言い始める始末!
今学期からは、とりあえず2週間に1回2ドルコインを一つ渡そうと思います。

そのことを本人に言うと、ものすごく喜び、そして張り切り、
「おかあさん、アタシ、ちゃんと(お金を)かばんに入れておくからね! だってなくなったら大変だもんね!」だそうです。

どうなることやら…。