アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

小学校の行事 FUN RUN ファンドレイジング

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

今学期のテーマは「体育」physical education(PE) です。スポーツとはまた違う感じみたいです。水泳も予定されています。そんなわけで、Fun Runという、ファンドレイジングのイベントがありました。

ファンドレイジングというのは、fundraisingと書いて、募金運動と訳すのかしら。

このファンドレイジングというのは、1年を通して色々な方法でやってきます。(そう、向こうからやってくるのです)「学校のために資金を集めてください」というわけです。

感心なのは、必ず「何か」と引き換えに募金を依頼するのです。つまり、お金を払う人は必ず何かがもらえる、ということです。ただ単に、「お金をください」というファンドレイジングは一度も経験したことがありません。(余談ですが、街頭でしている募金、例えば盲導犬のための募金でも、募金すればシールがもらえたり、手にスタンプを押してもらえます。子供がこういうのは喜びますね。日本でも赤い羽根とか緑の羽根の募金とかありますね。)

今まで経験したのは、
チョコレート1個2ドル(だったかな?)を20~40個売ってくる→(収益の半分が学校分)
ラッフルチケット(抽選券)10枚を売ってくる→1枚2ドル(全額学校分)
家族写真を写真屋さんで写す→$10ドル(全額学校分)
クリスマスツリーに飾るオーナメントを買う→1~2ドル(半額学校分)

さて、今回のFUN RUNですが、いままでのとちょっとタイプが違うな、と思いました。
まず、売る物がない。買う物がない。

生徒の名前が書かれた用紙が配られます。一人1枚です。
そこには、○月X日何時から、30分間 校庭(400m)を走ります(歩きます)と書いてあって、
1周あたりいくら支払うか
誰が支払うか(スポンサーの名前)
を書く欄があります。

親戚とか近所の人とか、いろんな人に「自分のがんぱり」に対してお金を出してもらうわけです。スポンサーになってもらうということですね。(なるほどねぇ、スポンサーというのはそういうことか。)

さて、親戚もいないし、近所の人にお願いするのも気が引けるし、まあ、今回は親だけでいいか。いくらに設定しようかな?いったいウチの5歳児は400mを30分で何周回れるのかしらねぇ?1周1ドルとかでいいのかしらん?50周もしたら50ドルだよな。いやぁ、そんなに走れないはずだ。でも歩いてもOKだしなぁ・・・。50セント?う~ん、どうしようかなぁ?何周回るだろう?これが問題だ。どれくらい真面目に回るんだろう?う~ん、10周いくかな?う~む。悩む。

で、結局10セントにしてみました。10周すれば1ドル。これって安すぎ?

そして当日、クラス単位で校庭にやって来て、先生の「ゴー!」という声とともに、生徒は、それぞれ走る(歩く)わけです。
なるほどね~。そういうことか。

でもどうやって一人一人の周を数えるんだろう?

1周したら担任の先生の所へ行って、手の甲に印をつけてもらう、そしてまた走り出す。
なるほどね~。そういうことか。

いやぁ~、400mは長い。しかしまぁ、元気ねぇ。よく走るわねぇ。あらぁ、あの子はもう歩いているわ。お、こっちの子は速いぞ。

疲れたら水分補給。休憩も自由。真面目な子。ダラダラやっている子。楽しんでいる子。嫌々やっている子。色んな子がいました。

さぁて、ウチの娘は何周走ったでしょうか。

じゃじゃじゃ~ん!
8周~^^

お、ジャックは10周もしたよ!クラスで一番だね!
えええ?あなた3周?えええ?1周あたり10分だよ。
みんな大抵6~8周。

終了後、子供達にはアイスブロック(アイスキャンディーのようなもの)が配られました。

う=ん。80セントか。ちょっと少なすぎよね。あとでおまけで寄付しておこう。来年は1周あたり1ドルか2ドルにしておこう。

親も初めてのことなので、面白いイベントでした。

写真を載せてみました。校庭にトラックが書いていないので、今ひとつ何やってるんだろうなぁ?って感じですが、ちゃんと走ったり歩いたりしているんですよ。