アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

骨か生まれるか

骨か生まれるか。

発音の話である。

先日、6歳の娘の発音はネイティブだということになり、BornとBoneを言い分けてみよ、と言ったところ、ちゃんと言えた。

Perfect!(完璧!)と褒められた娘。

私も言ってみた。ボ~ン。ブォ~ン。
両方ともBorn(生まれる)だ。と言われた。

娘がお腹を抱えて笑っている。

くやし~い!
いつかこういう日が来ると思っていたが、もう来てしまったか。

それ以来、「おかあさん、言ってみて!」と骨と生まれるを言わされる。
「ボーン」
「それは生まれるだよ。」
「ぼ~ん」
「それもうまれるだよ。」
「ブォ~ン」
「あはははははは!!!!!」
「ボォ~ン」
「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

腹を抱えて笑っている。

ちくしょ~~~~!!!


そんなことが3週間ばかり続いたか。


今日も
「ボーン」
「ブォ~ン」
「ボ~~~~~ン」
と一生懸命言ってみたものの、相変わらず大笑いされる。

ところが、
「ボゥン」
と偶然言ってしまったところ、娘がビックリした顔で、
「!!ん?もう一回言ってみて」
「ボゥン」
「うん、あってる。それは骨だ。」

というではないか!

なんと!

言えた言えた!骨って言えた!

と喜んだのもつかの間、「うん、あってる」と言った娘に、またしても負けた・・・と思った。

違いがわかっている・・・

はぁ・・・
一年前は英語なんて全然話せなくて、学校でもキャッキャと笑うことしか出来なかったくせに!!


お姉ちゃんがお母さんの発音を聞いて大笑いしている横で、妹もいい気になって「ブ~ン」「ブ~ン」と笑っている。(ブーンじゃなくてボーンだってば)

そのうち この子にも「おかあさん、発音 変!」と笑われるに違いない。