アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

言葉が違っても

今日は、長女の同級生の男の子と、そのお姉ちゃん(4年生)が遊びに来た。

英語を全く理解していない3歳児の次女が どういう反応を示すのかが楽しみだった。

次女は、二人が遊びに来るということが3日前から楽しみで仕方がない様子だった。
ジャックとマカイラがくるの?マカイラは大きいから(車の)前の席に座るんだね~?と何回も何回も聞いてくる。

そして、遂にその時がきた。

さあ、車に行こう!
イェ~ィ!
と4人が元気よく歩き出す。

次女は「マカイラ!マカイラ!」と何度もマカイラの名前を呼び、その度にマカイラが「yes?」と返事をしてくれる。けれどもその先の会話が続かない。

そのうち、「クルマ、セキィ~?マエェ~~?」と言い出したので、私はプッと吹き出してしまった。マカイラは「何?わからない」といった顔をしている。(そりゃそうでしょ) 次女はそれでも「セキィ?マエェ~?クルマァ~?」と英語っぽいイントネーションで日本語を並べている。「あなたは車の前の席(=助手席)に座るんだよ」と言っているらしい。

車に乗ってからも、ジャックに「シートベルト スルゥ~~?(シートベルトする)」と英語らしい日本語で、ベルトをしてくれと頼んでいる。もちろんジャックには通じない。ジャックも「???」な顔をしている。

家についてからも、「とらんぽりぃ~ん?」(これは通じた!)
「ねんどぉ~?」(粘土。もちろん通じない)
「くつぅ~?」(靴。当然通じない)

と、いろんな通じない英語?を話していた。

マカイラもジャックも「わからない」顔をしながら、勘を働かせて対応してくれるのが面白い。

何をするにも、4人で大はしゃぎ。そのうち、次女が「プリプリィ~」とわけのわからない擬音語を言ってふざけ、マカイラもジャックもその音の響きの面白さにウケている。次女はますます調子に乗って、「プリプリィ~!」を連発。すっかり輪の中に入っている。

お外で遊ぼう!
かくれんぼをしよう!

と声をかけてもらうと、「イエス!」とわかってもいないくせに返事をして後に続いている。

面白いねぇ。

マカイラとジャック、長女は英語で話し、
次女は変な日本語で話し、
長女が時折通訳もし、
4人は2時間半もの間、大変楽しそうに遊んでいた。

私の出番は無しである。

言葉が違ったって、楽しいと思うことは同じだよね。