寄り道10日目です。
ペナンは、私の第2の故郷。
私の人格形成に多大な影響を与えた場所です。
観光目的ではなく、過ごした家、通った学校、食べた味を求めて、2日間滞在します。
事前にお友達に切符を手配していただいたのですが、まず、子供たちの身長を聞かれました。タイでは、年齢ではなく、身長で子供料金かどうかが決まるのだそうです。
色々調べてくださったのですが、バタワース(ペナン)までの一等寝台車というものが無いらしく、タイ側の国境の町、ハジャイまでの一等寝台車を手配してくだいました。ハジャイに着くと、寝台車が切り離されるので、その間にバタワースまでの切符(二等車しかない)をハジャイ駅で購入し、同じ列車のニ等車両に移動するように、とのことでした。
列車は予定通りバンコクを出発しました。
切符にはハジャイ到着が翌朝の6時35分と記載されていましたが、夕食と朝食のオーダーを取りにきたおばちゃんが、朝食は7時に持ってくるというので、車掌さんに到着時間を確認すると、朝の8時だ、と言うのです。おばちゃんも、車掌さんも、あまり英語が得意ではなさそうなので、こちらの言っていることが本当に通じているか確かではなく、とっても不安でした。
不安ながらも、ハジャイまで一等寝台車で過ごすことに。
車窓からの景色は、どんどん田舎になっていきます。田園風景にヤシの木の林。美味しそうな実をぶら下げているマンゴーの木。パチンとはじけてモコモコの真っ白な綿をつけているパンヤノキ。どれもこれもりっちゃんには懐かしい風景でした。
名前もわからない小さな駅のプラットホームですが、どの駅でも誰かを迎えに来たであろう人たちを見かけました。そんな人たちを見ながら思いました。ひとつの村に生まれてその村で一生を過ごす人、村を離れて別の町で過ごす人、さらにはもっと遠い異国へ移り住む人。いろんな人がこの地球上にはいるんだな~~。
子供たちには辛いので、子供は中華風のおかずとご飯です。
夕食がすむと、車掌さんがやってきてベットを作ってくれました。ここまではすべておばちゃんや車掌さんの説明どおりです。きっとこの調子だと、明日の朝7時におばちゃんが朝食を持ってきてくれて、ハジャイ到着は車掌さんのいうとおり、8時なんだろうな。そう思いながら眠りにつきました。