アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

ix) うちの子はバイリンガルに? 次女編 8歳 小学3年生

勉強勉強とプレッシャーをかけると、どんどん逃げていく次女、小学3年生。
 
ある日、振り向くと、こんなことになっていました。
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頭から箱をかぶっている!(驚愕)
泣き顔が描いてある!(唖然)
いったいいつの間に、いつから、その状態で固まっていたの?(疑問)
そんなに勉強嫌なの?どうして?(困惑)
 
本来、新しいことを知ったり、今まで出来なかったことが出来るようになるのは、とっても楽しいことのはずです。そして、世の中は、知らないこと、したことがないことで溢れています。学ぶことは、何歳になっても楽しいものです。わが子供達には、学ぶことが楽しいと思う大人になってほしいと願っています。だから、↑のような意思表示をされると、この子の現状ヤバシ・・・なんとかしなくちゃ・・・です。
 
テストの点だけが良くても、学ぶことを楽しいと思わなければ意味がありません。学ぶことが楽しいと思っても、身についていなければ、役に立ちません。
 
 
義務教育で習うことくらい平均以上のレベルで理解しておかないと、将来自分がしたいと思ったことが満足に出来ないと思います。義務教育で習う知識や、その過程での体験は、自立するための土台となると思っています。(これは我が家の考え方です。)
 
長女が3年生の時、「どうして100点が取れないの?どこを間違えたの?」というセリフを何回か口にしてしまいました。私としては、あなただったら100点が取れるはずなのに、どうして間違えてしまったの?という意味だったのですが、担任の先生に、「毎回100点とる子なんていません。」と言われてしまいました。100点を取らなければならない、というプレッシャーが長女に重くのしかかっていたことを知り、とても反省しました。それ以来、90点以上でもOKという姿勢に変えたところ、長女のやる気はグンと上がりました。その後、学年が上がるにつれ、80点でもいいよ。70点でも、まあよく頑張ったね、と、どんどん及第点を下げていきました。ですが、いくらなんでも70点で満足していてはだめでしょう?と思った頃に高校生になって、周りの友達が一生懸命勉強している姿を目の当たりにし、自分もいい点を取らなきゃ、と思うようになったみたいで安心しました。
 
ところが、次女さんの場合、もう小学2年生の時から30点なんですから。
どうしたらこういう点数が取れるんだろう?と不思議で不思議でしかたがありませんでしたが、本人、ちっとも気にしていません。「なんでこんな点とったの!!!!」と怒るとたちまち逃げていく。逃げ足の早いことといったら!!勉強の「べ」とか公文の「く」とか言おうものなら、あっという間に自分の部屋に逃げ込んで布団を頭からかぶってしまいます。なんだこいつ・・・?! のび太か? このままでは勉強嫌いな子供になってしまう!(もうなってる?箱かぶってるし・・・)
 
困ってしまって、次女に聞いてみました。どうして逃げるの?どうして隠れるの?
 
次女の答え:「お母さんの怒った顔を見たくない」
 
・・・
 
 母、多大に反省~~~~
 
もともと、自分の好きなことをマイペースでやりながら成長してきた子ですから、「べ」も「く」も言わないことにしました。その代り、「やることやった?」ということにしました。やっていたら褒めて、やっていなくても、「ふーん」という返事をするだけにしました。すると、おもしろいもので、自分から宿題も公文もコラショ(通信教育)もやるようになりました。(ホッ)
 
テストで10点とろうが、30点取ろうが、「10点(30点)も取れたんだ!すごいじゃん!」と正解した問題の方をほめるようにしました。
(めっちゃ低レベル・・・orz
奇跡的に100点を取ることもありました。テストの点数を折れ線グラフにすると(実際にはしてませんけど)、ひくーい位置を低空飛行しているのに、バグのように突然、突出することがありました。
 
 
次女のテストの点数の推移:イメージ↓
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次女の実力がまったく読めません・・・。

 
学校の勉強だけが勉強ではない、と私自身に言い聞かせ、次女は作ることが好きなので、工作、お絵かき、料理などなどやらせてみました。
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バイオリンも勉強するより好きかな?と思いましたが、どうなんだろう???
 
次女の母語は日本語ですが、その日本語力は日本人(小学3年生)の平均をかろうじてキープしている・・・(と思いたい)レベル。では、現地校ではいったいどうやって過ごしているんだろう?
 
我が家では、英語は外の世界に任せっきりにしてあります。時々文法を説明したりすることはありますけど、基本、英語はネイティブに教わって来なさい、という姿勢です。
 
ですから、授業は理解しているのだろうか?英語はどのくらいわかっているんだろう?と大変心配でした。でも、先生との面談や成績表を見る限り、作文力以外 特に問題点が見当たりませんでした。(作文力の無さは私もよくわかっているので、やっぱりなあ、と驚きませんでした。)
 
 
長年公文をしているので計算が早く、クラスの誰よりも算数が得意だと自負していました。でもさあ、文章問題、全部間違ってるじゃん・・・orz 
 
「だって、問題読みたくないんだもーん。」
 
・・・・・・・
だめだこりゃ・・・。
言葉の問題じゃないわ。
この子の根本的な問題だわ・・・。
 
でも、先生の指示などはちゃんと理解して、理科や社会などはそれなりにこなしていたようです。どうやって理解しているんだ?
 
やはりこの子、謎だわ・・・
 

当時のブログより↓
 
次女のお友達が遊びに来ることになった。

「お部屋をちゃんと片づけなさいよ。」
「大丈夫。」
「何で?」
my room is messy.(私の部屋、散らかってるからね)って言ってある。」

… そうことじゃなくて…
 

 
<お正月>
 
「今年は鏡餅ないの?」
「ないよー」
 
数分後
「おかーさーん、かがみもち~~~~」
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大爆笑
 
その数分後、
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自分で入ってるし・・・

次女が好きだった本
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<3年生までに読んでおいた方がいいとワタシが勝手に思っている英語の本>
Dr.Seussシリーズ。
背表紙を見るとわかるように、3色に分かれています。
簡単な順に、青レベル、緑レベル、黄レベル。
黄レベルが読めるような子は、その時点ですでに本好きになっていると思います。
長女は1-2年生の時にほとんど読みました。
次女は3年生になっても自分からは読まないので、
自宅にある青と緑レベルだけでも読ませました。
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これは次女も好きでした↓
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これはワタシが読みたくて買いました↓
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これはいかにも次女が好きそうな本だわ、と思って買った本。
好きでした。
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