アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

xi) うちの子はバイリンガルに? 次女編10歳

2009年3月、私はこんなことを書いていました:
バイリンガルっていうのは、二つの言語を自由自在に高度なレベルで操ることの出来る人のことだと思うのですが、この高度なレベルまで到達する人ってほんの一握りだと思います。」
 
今でもこの考え方に変わりはありません。
バイリンガルではなくてバイリテラルなんですけどね。)
 
ということは!
 
やっぱり次女さんには無理だがね。
 
この子の場合、私の考える「バイリンガル」には ほど遠い。
 
どの部分がというと、やはり、「高度なレベル」という部分ですね。
だって、次女の言語能力は「高度ではないレベル」ですもの・・・(悲)
 
二つの言語を高度ではないレベルで自由自在に操ってますよ。
 
4年生だった1年間、読み聞かせをやり直したり、漢字を1年生からやり直したり
作文や読書感想文を一からやり直したり、いろいろ「1からやり直した」わけですが、まあ、少しは頭の活動が活発になったような気もしましたが、やっぱり、だめだこりゃ。
 
この子には向いてないわ。
だって興味がないんですもん。
 
もお、いいよ。
うん。
やめよう。
彼女に高度な言語力を求めるのは酷です。
 
もう いいよ。
最低限度の言語力があれば。
悪い人に騙されず、公共機関の説明がわかり、巷のルールが理解出来、人とコミュニケーションがとれ、ハッピーに過ごすことが出来るレベルの言語力があれば、
もう それで いいよ。
 
無事に12年生の卒業資格(SACE)が取れれば、
もう それで いいよ。
(↑実はこれが最大の難関だったりして・・・)
 
言語じゃなくて、もっと別の物を探そうね。
 
現地校では:
友達と仲良くやっています。
先生の言うことも素直に聞いています。
成績は、褒められることもありませんが、問題があるとも言われません。
教室での態度は、前向きで良し、と言われます。
 
日本語の補習授業校では:
友達と仲良くやっています。
先生の言うことも素直に聞いています。
成績は、褒められることはありますけど、優秀だと言われることはありません。
教室での態度は、前向きで良し、と言われます。
 
もういいよ。
平和な社会生活を送ることが出来る人になってください。
 

ということで、次女が5年生の時、バイリンガル育児を意識するのをやめました。言葉は日本語と英語、どちらも同じくらいのレベルでしょうかねえ。
 
5年生の次女がはまったもの。
それは、Loom band(ルーム バンド)
きっかけはお友達から誕生日のプレゼントとしていただいたことでした。
まずはシンプルなものから。
学校の友達と教えあって色々なパターンを作っていました。
そのうち、友達からの情報だけでは物足りなくなり、より複雑なパターンを求め、彼女が頼ったのが、YouTube。動画です。(彼女らしい。)
 
ず~~~~~っとYouTubeでパターンを探しては、動画を見て、作っていました。
その時間の1%でもいいから本読みなよ・・・と何度も思いましたけどね。
少しでも間違えると全部外して初めからやり直し。
すごい集中力。
その集中力、読書にも使おうよぉ・・・(まだまだしつこい母)
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お小遣いもかなりつぎ込んでいました。
このブーム、約1年続きました。(長!)
 
私はYouTubeをまったく使わないのですが、彼女の場合、検索はYouTubeです。
確かに、YouTubeには彼女が必要としている情報が沢山UPされています。
Minecraftの攻略方法
Loom Bandの作り方
手品の練習方法
お菓子の作り方
絵の描き方
 
iPadを片手にせっせと必要な情報を集めている次女を見ると、
まあね~、あなたが必要とする情報は、確かに動画で見たほうがわかりやすいわね~~~・・・
 
でもそんなにiPadに依存していいのか?
 
ちまちまと何を作っているのかと思ったら・・・
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バヌアツに旅行に行った時、ガイドさんから一筆書きを教わる。長女、興味なし。
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そんなわけで、次女のバイリンガル子育て記録は今回で終わりです。
お付き合いありがとうございました^^
 
きっとまだまだ沢山面白いことをやってくれる次女だと思うので、その時はまた書きたいと思います。