アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

携帯電話禁止令とアップルウォッチ

先日、お隣VIC州の学校での携帯電話禁止令発令のニュースについて書いた。

その続報としてびっくりな記事を読んだ。

学校側に携帯電話を「取り上げられてしまう」子供のために、アップルウォッチを買い与える保護者が続出なのだそうだ。

 

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なんだそれ~⁉

 

保護者は子供にこう言うらしい。

「いい?このウォッチは絶対にはずしたらだめよ。これをはずしなさいっていう大人がいたら、その人は悪い人だから言う事を聞いたらだめよ。」

そしてそういう保護者は子供が学校にいる間、10回以上も子供に連絡を取ってくるそうだ。子供が何をしているのか、どこにいるのか、確認してくるのだそうだ。

アップルウォッチをはずせと言ってくる大人は「悪い人」だと教えられている生徒に(アップルウォッチも携帯電話と同じだからはずしなさいと指導したい)我々はどうすればいいのか・・・と教師は途方に暮れている。子供達の携帯依存の話だけではなかった・・・

という記事であった。

 

なんだそれ~⁉

 

もっと子供を信頼しようよ、

もっと子離れしようよ、

保護者が携帯依存なのにどうやって子供に携帯依存の害悪を教えるんだ?

 

って流れの記事だった。

 

この記事を読んで、アップルウォッチっていくらくらいするの?何が出来るの?と娘に聞いたら教えてくれた。

 

たっかぁぁぁぁぁぁい!!!!

え?学校にいる間、時間見る以外何が必要なわけ?

え?何?お宅のお子さんには誘拐の恐れでも?

え?学校の間に何してるのって知る必要あるの?勉強じゃないの?友達と遊んでるんじゃないの?

どうして学校に行っている子供の状況をリアルタイムで知る必要があるの?

 

意味わかんなあぁぁぁぁぁい・・・

 

もし私が逆の、子供の立場だったら、そんな親、ご免です・・・

 

そんな話を職場でしようと思っていたら、ボスがルンルンしながらアップルウォッチ買ってきた。バンドをシルバーのに変えたの、見て見て~~~だって。

 

確かに、彼女のようにビジネスやっていてひっきりなしにメールや電話がかかってきたり、仕事の依頼もメールや電話でくる人にはビジネスチャンスを逃さない上で便利だと思った。

でも雇われの身としては、メールやテキストの受信機が体に張り付いているなんて私は嫌だ。携帯電話だけで十分だ。

  

娘の学校での携帯電話利用事情ですが、学校から、「子供達はとてもよくルールを理解して休み時間には体を動かす子供達の人数が増えてとても良い状況です」と経過報告が届きました。年内続行だそうです。

みんな携帯電話がないから時間を知るために腕時計をしているらしい。うちの子は持ってないけど。アップルウォッチ続出ってことはないようです。

 

イラスト元:https://frame-illust.com/