アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

新型コロナじゃないという言い訳

アデレードの四季は3か月ごとに変わることになっている。9月1日からは「春」。夏は12月1日から。秋が3月1日で、冬は6月1日から。毎年そう決まっている。だから、9月1日になると、はい、今日から春です、ということになる。ああ、そろそろ春かな?とか、春の訪れが、とか季節を楽しむなんてことはない。四季を語る事に関しては日本人の右に出るものはいない、と私は言い切りたい。

さて、春になったとたん、くしゃみが止まらない。鼻水も出る。このご時世、くしゃみも鼻水もよろしくない。新型コロナじゃないですよ。花粉症です。でも私はまだ花粉症ではない。だけどそう言うことにした。もしかしたら今年から花粉症になったのかもしれない。はっきりしないけれど、コロナではないと勝手に信じている。厄介なことに私は平熱が高い。朝はいつも微熱だ。新型コロナ騒動の前からそうだ。けれども、くしゃみと鼻水に加えて微熱というのはよろしくない。だから相手を納得させるもっともらしい理由を見つけておかなければならない。発覚したら更年期障害とか言っておこうかな。英語でMenopauseというらしい。覚えておかなければ。

冬は冬で、ただの風邪です。いつもこの時期風邪をひくんです。私のセキはいつもこんなに重症っぽく聞こえるんですけど、これが普通です、と言っている人がいた。不思議なもので、その一言で周りも安心出来た。なんの根拠もなかったけど。

夏になったら、夏風邪です。寝冷えしました。外が熱くて熱っぽくなりました。クーラーにやられました、とか聞こえてくるだろう。

秋には、気温の変化が激しくて体調を崩しました。夜寒くなりましたよね、風邪気味です。周りで流行ってますよね。子供が学校でもらってきました。ただの風邪ですよ。

人々は自分が新型コロナではないという言い訳を探している。もちろん私も。