アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

最近は動物園のことで頭がいっぱい

動物園へ行ってきました。
アデレードの動物園です。今までに1度しか行ったことがありません。だって入園料が大変高いんですもの!私の地元の名古屋の東山動植物園は中学生以下は無料だし大人も500円です。それに比べてアデレードの動物園ときたら、規模は東山と比べてカナリ小さいのに大人2000円です。子供も4歳から1200円ですよ。ええええ!!??と おののいてしまいます。日本のと比べる理由がわからないって?まあいいではないですか^^;

そんな高い場所にわざわざ行くことになりました。
行かねばならない理由が出来たからです。

2週間ほど前でしょうか。
担任の先生が私にこんなことをおっしゃいました。
「今年もOliphant Science Awardの時期になりました。チョージョがとてもいい文章を書くから、エッセイの部に応募しませんか?」

Oliphant Science Awardというのは、南オーストラリア州の科学コンクールとでも言うのでしょうか。毎年行われているもので、長女の通っている学校も毎年参加していています。長女の学校の7年生は このコンクールに出場しないとサイエンスの単位ではどんなに頑張ってもAがもらえません。それくらい学校が熱心に取り組んでいるイベントの一つです。

驚きました。そうなんですか?長女って文章が上手なんですか?信じられません。誤字脱字だらけなんですけど・・・でも先生がそうおっしゃるわけですから、素直にありがとうございます、と喜んで聞いていました。

「書くかどうかはチョージョが決めてね。」と100回くらい言われました。
ようするに親が強制するな、という意味ですね^^;

ウチに帰って長女に聞きました。
どうする?書く?

今ひとつピンときていない7歳児です。

「チョージョは文章が上手だって先生が褒めていたよ~」
「200単語だってさ。たいしたことないね。」
「書けたらすごいね~」
などなど、じわりじわりと親は攻めていきます。

極めつけは
「書いたら表彰状がもらえるんだってよ!」

何かがもらえると聞けばすぐに飛びつく娘です。

「やる~~!!!!」

お題は色々ある中から、
「動物園の役割の変化」
に決めました。

これも
「このトピックにするなら動物園に連れて行ってあげる^^」
と かなり大きなニンジンを彼女の目の前にぶら下げたのでありました。

当然即答。「動物園について書く!」

(すいません、こういう親です)


そんなわけで、それから毎日長女は 動物園に行く日を夢みて、ワクワクしながら図書館で動物園についての本を借りたりインターネットで動物園について検索したりして過ごしていたのでした。

そして、今日、先生のストライキのために臨時休校になった今日、このチャンスを逃すわけにはいかない、と思って、高い入園料を覚悟して動物園へと向かったのでした。

そうしたら!入園料が50%引き。

理由はわかりません。火曜日だからですか?

なんにしても、ラッキー!^^

大人1人、子供2人、合計2200円で入園することが出来ました。

動物園へ行く日までに50回位「なぜ動物園へ行くのか」を言い聞かせていたので、到着早々
「あ!こんなことがここに書いてある!」と長女は熱心にメモを取り始めました。

ああ、よかった。自分が何をしなければならないかわかってくれている。

着いて早々アザラシのランチタイム。二人の娘さん達は「うわ~!うわ~!」と大喜びで見ていました。ペンギンのお食事タイムも見れました。お目当てのカバさんも見れました。

3時間半の間、あっちこっちをフラフラ、休憩もしながらうろつき、長女はメモを沢山取って、最後には動物園の人にインタビューまですることが出来、目的達成!沢山の情報を得ることができました。

本人は大満足。私も大満足。

そして帰りの車の中で、
「沢山書けた~~~!」と満足気の長女。
「早速家でエッセイ書こうか!?」と私が言うと、
「なんで?もう書いたじゃん。」

・・・

あのね、違うってば。今日書いたのは情報。リサーチしただけ。
リサーチペーパーってのはね、自分の言葉で書くんだよ。

それを知って本人は「ガ~ン」・・・

まだまだ先は長いのでありました。
(ま、提出はまだ1ヶ月先だからいいか^^)