アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

ミッションインポシブル

学期末だったので、上の子のクラスでも、下の子のクラスでも、パーティーなるものがありました。
ポットラック形式で一品or二品持っていきます。

下の子のクラスのパーティーが火曜日でした。
女の子は甘いものを持ってくること。
男の子はSavouryを持ってくること。

ん?Savoury?なんだそりゃ?
でもウチはSweetだわ。
うん、スイーツならわかるわ^^
了解了解^^

と思っていたらとんでもない。
アレルギーの子がいて、
卵だめー、牛乳だめー、ナッツ類だめー、
そして、肉類だめー(←これは宗教上の理由)

・・・
甘いもので、卵が入ってなくて、牛乳も入っていなくて、ナッツも入っていないもので、子供が好きなものってなんだ?

・・・・・・・
思いつかない・・・
とっても難しい注文よね・・・

ちーっとも思いつかなくて困っていたら、翌日、お知らせがきました。

「甘いもの担当の女の子のお母さん、'牛乳や卵やナッツを使っていないもの'がミッション・インポシブルだと思われる場合には、「〇〇ちゃん、ごめんね。これは食べないでね」と書いてください。」

ミッション・インポシブル?上手いこと言うわねえ。(トム・クルーズの顔が浮かんだのは私だけ??)そうよねえ。多くのお母さん達は考え込んじゃったわよねえ。それにしても、〇〇ちゃん、食べないでね、って書くの?えー?なんだか〇〇ちゃんが可哀想じゃない?

そんなわけで、結局私は何も作らず、買いました。
マシュマロと苺。(決して手抜きではありません。)
これなら〇〇ちゃんも食べられるはずよ。



当日、お手伝いと称して参加しました。

いやあ、あるわあるわ。「〇〇ちゃんごめんね」サインがあっちこっちに。

そんな中、ひときわ輝いていたのが、色とりどりのゼリー。

おおおお!ゼリー!!!
ゼリーという手があったか!
そうよ。ゼリーなら、卵も牛乳もいらないじゃない!子供は大好きだしね。
気がつかなかったなあ。


この一件で、〇〇ちゃんのお母さんは、沢山のお母さんから「大変ねえ」と声を掛けられていました。
そして、〇〇ちゃんのお母さんはとっても恐縮していました。