アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

先着順の社会科見学

子供たちは地元の公立の小学校に通っていますが、校外学習や演劇鑑賞などの、通常の授業とは異なる活動については、保護者が参加許可書に署名しなければ、その活動に参加できません。水泳も近くのプールで行われますが、その場合にも許可書に署名をしなければ、その生徒は水泳の授業を受けることは出来ません。そして、これらには、通常、別料金が発生し、許可書と一緒に支払いもしなければなりません。

社会科見学や動植物園などへの遠足も例外ではなく、毎回、書面にサインしては支払う、ということをしています。では、書面を提出しなかったり、支払わなかった場合、その生徒はどうなるのでしょうか?

その場合、その生徒は学校で自習、あるいは、他のクラスで過ごすことになります。
みんなが動物園へ行こうが、植物園へ行こうが、プールへ出かけようが、保護者の許可が無い生徒は、学校で過ごします。学校を休む場合もあります。

日本ではこういうことは起きないだろうなあ、だって、全員同じ体験をしなくちゃいけないだろうからなあ、と思いますが、ここでは、そんなことお構いなしです。

しかし、これは「保護者が参加させないと決めたのだから、学校側は強制できません。」ということになります。

まあ、それはそれで普通のことなので最近は驚きませんが、今回驚いたことがひとつ。

それは、社会科見学への案内でした。
4クラス合同で、汚水処理場へ行きます。
一人14ドル。
許可書に書面が必要。
参加できるのは、保護者の許可書を提出し、かつ、支払いが完了した先着64名のみ

先着!?

先着って初めてです。

4クラスで100名ほどいます。
ということは、40名ほどが参加できないってことです。

そんなのあり?

子供に結果を聞いたところ、まだ10名の空きがあるとのこと。

え?まだ10名の空きがある??

ということはまだ54人しか集まっていないってこと???
だって、見学は明後日だよ。

え?じゃあ、当日は45人くらいが学校に残るってことかね?
なんじゃそりゃ?許可しない親がそんなに沢山いるのね。なんでかな?
お知らせ見てないのかな?興味ないのかな?

よくわからないです・・・