「共働きですか？」
「いえ、家内が主婦なので家にいます。」
「昼間は奥様がご在宅ということですね。」
「はい、そういうことです。」
「わかりました。そういうことでしたら、お売りします。キャバリアは人を恋しがる犬ですから、犬に留守番ばかりさせるようなご家庭には向いていません。そういうご家庭には、うちのキャバリアは売らないことにしているんです。」
「はい、ありがとうございます。」
とまあ、こんな感じで「売っていただいた」キャバリアの子犬が二匹。
兄弟でもなんでもなく、別々のブリーダーから一匹ずつ、同じ質問をされて、「合格」した結果、メスのブレナムが１０月に、オスのルビーが１２月にやってきました。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。
この長ったらしい名前を覚えるまで何日かかったことか。
この舌がもつれそうな名前を言えるようになるまで何日かかったことか。
キャバリアには４種類あります。
ブレナム（Ｂｌｅｎｈｅｉｍ）
トライカラー（Ｔｒｉcolor）
ルビー（Ruby）
ブラックアンドタン（Black and Tan）
なんのこっちゃ？と思った方、私も最初はそうでした。
これ、毛の色です。
ブレナムは白と茶色。
トライカラーは白・黒・茶色。
ルビーは茶色。
ブラックアンドタンは黒＆茶色。
交配にも約束事があって、白が入っているタイプ同士、白が入っていないタイプ同士でないと交配させないそうです。つまり、ブレナムの相手はブレナムかトライカラー。トライカラーの相手はトライカラーかブレナム。
ルビーの相手はルビーかブラックアンドタン。ブラックアンドタンの相手はブラックアンドタンかルビー。
ふぅ～～～～ん。
ということで、我が家に来たのはブレナムのメスとルビーのオスで、交配させない組み合わせ。ブリーダーさんにも、「ペットドッグでしょ？」「子供は産ませないよね？」「手術を受けさせたら１００ドル返金します」と言われ、登録料も割引になるし、ペットとして買うなら去勢手術を！という行政指導にも従い、二匹とも生後６ヶ月でDesex済ませました。
ペットドッグ。Pet Dog？
ペットドックじゃないドッグて何？
ペットじゃない犬って何？
答えを教えてもらいました。
ショードッグでした。
ショードッグ。品評会に出場する犬ってことです。
はいはいはい、うちのはペットドッグです。はい。（笑）
そんなこんなで犬がやってきましたとさ。
