アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

オーストラリア縦断(3) クーバーピディまで540km

(2015.4.24 日記が出てきたので追記しました。)

アデレードからダーウィンまでキャンピングカーの旅、2日目。
今日はポートオーガスタからクーバーピディまで移動します。
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朝食はパンとシリアル。
8:51(0km) 出発。☀ 
Shellで給油。 51.96L=$80.49 (154.9c/L) ガソリンの値段も少々上昇。

ポートオーガスタから、クーバーピディまでの道のりは540km。
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乗用車と違ってあまりスピードが出ないキャンピングカーがひた走る。
道がまっすぐで運転しやすいから、私でも運転が出来る。
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道路はまっすぐ。周りの景色もたいして変化が見られない。
アウトバックへようこそ。
目にするすべての景色からそういわれている気がした。

なにもないわけではない。ブッシュがある。薄茶色の地面がある。
青い空が見える。白い雲が見える。

ずっと遠くまで見渡せる景色。
っと遠くまで続く道。

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日本語の標識だ。カンガルーは野生だろうな。牛は家畜だろうな。
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カンガルーがいそうなブッシュだ。見渡す限りブッシュばかり。
ユーカリが生きられない大地。ブッシュなら生きられる大地。
乾燥した大地。
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オーストラリアは見た目は乾いた大地だけれど、実は12の集水域に分けられ、水はすべて地下に溜まっている。

あまりにも真っ平な大陸だから、水は、池や湖といった姿で地上に出現したとしても、灼熱の太陽と吹き抜ける風に晒されて、あっという間に蒸発させられてしまう。だから、オーストラリアには乾いた湖や乾いた川といったものが沢山ある。乾いてはいるが、ちゃんとした湖であり、川なのだ。その証拠に、雨が沢山降り始めると、そこにはちゃんと水面が現れる。

水が溜まっても夏が来るとすぐに蒸発させれられてしまうので、塩分だけが取り残され、塩湖となってしまう。だからアウトバックには真っ白な湖があちらこちらに見られる。
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あ、今度の標識は牛に(だけ)注意、と書いてある。もうカンガルーはいないのか。確かに、カンガルーの寝床となりそうなブッシュがこの辺りにはない気がする。なんとなく大地が赤茶色になってきた。
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Pimba手前で地平線が見えた。
それから、野生のエミューを3回見た―。

11:25(173km) Pimba着。

久しぶりの交差点に到着。そこにはガソリンスタンドがあった。
ここで給油。30.89L=$54.37(176.0c/L)さすがに高い!!
給油計画をしっかり立てなければ、この土地では命取りになる。
それにしても、ガソリンスタンドの人は、この場所に住んでいるというわけだ。ほかに何もないこの場所に住んでいる。星が綺麗だろうな。
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12:15 36.5℃ 暑い・・・
昼食はパンとカレー。ハエがいっぱい・・・

16:25 気温は39.5℃まで上昇。
長い長い道のりを走り、7時間半かかってクーバーピディに着いた。
まずはキャンプ場へ。
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観光出来る時間が残っているから、せっかくなのでオパールの勉強をしよう。
そう。クーバーピディはオパールの産地なのだ。

ビジターインフォメーションセンターへ立ち寄ってからUmoona Opal Mine and Museumへと向かった。大きい彼女はオパールのネックレスが欲しいと言った。小さい彼女はいらないと言った。だから大きい彼女にだけ彼女のイニシャルSが付いているオパールのネックレスを記念に買った。小さい彼女には、どこかほかの場所で他の物を買ってあげよう。

クーバーピディの町の周辺には、地面のあちこちに大小の穴があいている。車が落ちるほど大きな穴であったり、人間一人がスポッ!と落ちてしまうサイズの穴だったり、様々だ。深さはかなりあるそうで、致命的な穴である。オパールを掘った後の穴。埋めればいいのに、と思ってしまうが、そう簡単なことではないのだろう。地元の人でも酔っぱらって穴に落ちて亡くなってしまうことがよくあるそうだ。だから、夜は危険過ぎて町の外を歩けない。昼間もガイドなしで歩くのは危険とのことだ。

クーバーピディは地下の町としても有名だ。オパールを掘った後の穴に住み始めたという話で、実際そういう地下ホテルもある。

17:07 Mobileで給油 61.93L=$105.22 (169.9c/L)
ここまでの走行距離は537km

キャンプ場へ戻って夕食(ソーセージとサラダ)を済ませた。
キャンピングカーで旅するので、キャンプ場では電源付エリアに泊まる。水も引き込める。でも、ここのキャンプ場(Stuart Range)は一泊$40(電気付)。Water Pipeなし。水は有料ということだった。

ゴーゴーと音を立てる風の中眠りに落ちた。明日は今日よりももっと距離を走るのだ。明日の目的地はウルル

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