アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

オーストラリア縦断(5) ウルル

(2015.4.24 日記が出てきたので追記しました。)

アデレードからダーウィンまでキャンピングカーの旅、4日目。

朝食は、おにぎり。
6:23(0㎞) さぁて!ウルル行くぞ~。
そう。今日はウルル三昧。
ウルルだけ見に行く。

Uluru-Kata Tjuta National Park ウルル・カタジュタ国立公園
大人一人$25(3日間有効券) 子供無料
イメージ 19
イメージ 1
来たよ来たよ来たよ

・・・
観光客いっぱい!!おもわず写真撮っちゃった。観光客の。私ももちろんその一人。
イメージ 2

それにしても、ウルル大きい。綺麗。感動した。世界で2番目に大きい一枚岩。
オーストラリア先住民の聖地。
イメージ 3
イメージ 4
(真ん中の木が邪魔よねえ・・・)
イメージ 5
いつまで見ていても飽きない。
でも子供達が飽きてきた。
仕方がない。移動しよう。
さて、ウルルを歩いて一周するよ。
平らな道だから平気だよ。
3時間だって。(涼しい時間内に歩き終えないと危険です。)

えぇぇぇ・・・(子供達ドン引き)

8:45 歩くの始め~。10.6km 3.5時間のコースだそうです。

イメージ 20
イメージ 6
イメージ 7
イメージ 8
これなぁんだ。
毛虫の行列~~~。うぇぇぇぇ・・・・!!
長く連なって蛇のマネでもしてるのかな。

お花が咲いてる。
イメージ 9
イメージ 10
イメージ 11イメージ 12
イメージ 13
イメージ 14
イメージ 15
壁に絵が。

イメージ 16
イメージ 17
雨が降ると水が一気に流れ落ちる。

イメージ 18
12:15 一周おしまーい。
感想:(砂漠のわりに)水が豊富。だから植物も多い。
雨がパラパラ降ってきました。

ハエ、うるさかったですよ。想像通り。
イメージ 21


13:30 
キャンプ場へ戻って昼食。なんとも贅沢にお蕎麦。キャンプ場はエアーズロック・リゾート内にあります。

15:06 
エアーズロック・リゾート内のスーパーへお買い物。
パン、レタス、トマト、たまご、ベーコン、アイスクリーム=$33
洗濯もしました。1回4ドル。($1コインx4)

16:03 
これまたリゾート内のShellで給油。なにしろウルル周辺にはこのリゾートしかなくて、給油場所もここしかないのです。47.88L=$103.85 (216.9c/L) 何じゃこの値段は!!!!2ドル越えですよ。2ドル越え。こんなの見たことない。

夕食は、照り焼きチキン、サラダ、ごはん。
朝夕はハエがそんなにいないので、外で食事も可。
夜は涼しかった。

本日の走行距離は、60km。


ウルルには登りません。
先住民の人たちが登ってくれるなと言っている聖地なので。

ウルル・カタジュタ カルチュラルセンターへも行きました。
撮影禁止だったので、写真はありませんが、この地の先住民(アナング族)の人々の暮らしなどを紹介してくれる場所です。

オーストラリアの先住民は文字を持たず、部族ごとに言葉も違い、600もの方言が存在していたそうです。(ちなみにアデレードに住んでいたのはKaurnaという部族でした)

そして、文字を持たない代わりに絵を描いた。絵を描いて狩りをする場所、収集する場所、儀式の様子などを代々伝えた。だから、部族ごとに描く絵が違います。題材も違うし、画法も異なります。

オーストラリアを旅していて面白いと思うのは、その土地の先住民の人たちが描く絵を見て歩くことです。アボリジナル アートとかセンターといった施設を見つけたら立ち寄ってみるようにしていますが、ああ、ここの人たちの絵はこういう感じなんだ、と知ることが出来ます。海の民は海の絵を描き、砂漠の民は砂漠の絵を描く。当たり前じゃ。そう。当たり前。基本的に人間みな思うこと考えることは同じ。

オーストラリア先住民は遺伝子的にアフリカに誕生したヒトにとても近いと聞きます。現代人の祖先はアフリカに登場して、アフリカ人と非アフリカ人に分かれ、非アフリカ人がさらにヨーロッパ人、アジア人、それからオーストラリア先住民に分かれたそうです。孤立した地理的要因から混血の影響がなく、その結果、オーストラリア先住民は分かれたばかりの非アフリカ人に近い遺伝子を保ってきたというのです。人類学を勉強する人は、オーストラリア先住民のことも勉強するのでしょうね。