アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

キャンプ:Normanville, SA

3泊4日の日程でキャンプに行きました。
場所は、アデレード南70kmにある、海の町、ノーマンビル(Normanville)。
カンガルー島行きのフェリー乗り場へ行く途中にある町です。
アデレードの気温予想は33度、36度、36度、33度。
この調子だと、キャンプ場はもう少し涼しいから、う~ん、いいかも^^

今回のキャンプの目的は、
1.犬と一緒に
2.のんびりする
の二つです。

二匹目の犬の予防接種が終り、外出OKとなるのを待ってキャンプへ出発。
午前10時半出発目標が、実際には12時出発となり
キャンプ場に到着したのが2時半ごろ。

これがまた、ものすごく風が吹く場所で、テントが立つんだろうか?と不安。
オフィスのおじちゃんも、
「ずっと風が強くて、テントの人はみんな帰っちゃうよ。」
なんて言う。

確かに、テントが4つほど設営されていましたが、どれもこれもぺちゃんこになってる・・・
我が家と同じ位の大きさのテントもぺちゃんこ・・・

外に立っていると、髪の毛は鳥の巣のようにぐちゃぐちゃに回転するし、
びゅーーーーーーびゅーーーーーーと風は鳴いているし
どう考えても無理でしょ!?
どうする?

帰るの?このまま?え~~~???
せっかく来たのに?
やだなあ。

今回、電気なし(no power site)の場所を予約していたのですが、電気あり(power site)の場所のほうが幾分ましかも、ということで、電気ありのほうへ変更出来るか聞いてみると、ちょうど一箇所空きがある、ということで、変更してもらいました。(良かった^^;)
電気ありの方には、キャラバン(日本語ではキャンピングトレーラー、ようするに牽引タイプのキャンピングカー)がずらりと並び、それでお互いに風を防いでいる感じ。

キャラバンに囲まれながら、テント設営。少しマシになったとは言え、風がまったくないとは言えず、テントなんて固定していなきゃパラシュートみたいなもんですから、これまた風に踊る踊る。テントの下に風が入り込まないように、「低く低く」を心がけながら、下手したら「かもとりごんべえ」のようにそのまま空高くテントと共に飛ばされてしまうのではないか、と半ば本気で心配でした。親子がテントをバタバタさせながら、ひょえーひょえー言いながらゴソゴソしているので、近くにいた男性二人が「おいおい、大丈夫か?押さえててやるよ。」と助けに来てくれました。感謝感謝^^

その日はずっと風が強くて、夕食だって外で準備が出来ません。
「電気なし」で過ごすつもりだったので、ガスコンロしか持って来てないし、この風じゃコンロの火だって消えてしまう。どうするかねえ?と思ったら、なんと、トイレ&シャワーの建物の後ろにキッチンの建物を発見。

すぐさま偵察に行くと、これまた大きくてきれいなキッチンで、テーブルもいくつもあります。
これは便利!
と、キッチンで食事を作って、テントの中に運んで食べました。

なんだか疲れた一日だったので、全員9時に寝ました。
風がテントを揺らし、うるさいと言えばうるさいのですが、そのまま眠りに落ちました。

ところが!

突然(?)どこかでカラオケが始まりました。

大音量で歌っています。
どうやら伴奏は「生(なま)」。
生演奏です。

えーん、うるさいよぉ。。。
カラオケ大会?
カラオケナイト?
どこでぇ?
12時には終わってくれるかしら?
毎晩これ?

風はビュービュー。
カラオケはガンガン。
この状態で4日間って辛いかも・・・と思ったら、12時にはちゃんとカラオケは終わりました。

ほっ^^

ところが!

最後の曲が終わって一瞬シーンとした直後、盛りに盛り上がった人たちが大歓声。

私でさえドキーッ!!!と心臓がした位です。
当然ながら、我が家の臆病犬も相当ビビッたらしく、吠え始めました・・・
えーん、カラオケの次は犬・・・

うるさいよぉ・・・
でもここで「うるさいよ!」なんて反応してはいけない・・・
無視しなければ・・・

えーん、うるさいよぉ、近所迷惑だよぉ、早く落ち着いてくれぃ・・・

幸いすぐに鳴きやんでくれました。(ほっ)

ああ、ちっとものんびり出来ない、長い一日だった・・・


必死で立てたテント
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シャワー、トイレ、キッチンの建物(奥)
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臆病犬
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