夜中の11時に、眠たいのを我慢してニューカレドニアのヌメアからバヌアツ航空8065便に乗り込みました。飛行時間は1時間。
飛行機は予定通りポートビラに到着しました。飛行機の窓からの景色は、真っ暗で何も見えない、わからない。
入国手続きを待っていると、ゲートの向こうから、なにやら軽快な音楽が。あれってもしかして、ガイドブックに載ってた、民族衣装を着た人達による歓迎の演奏?うわぁ(^^)早く見に行きたいなあ。でもなかなか前に進まないなあ。
もう夜中の12時をとっくに過ぎています。
彼らだって、そんなに遅くまで歌ってられないわよねぇ…
きっと一日中空港に居たんだろうし。
はい。二曲位演奏したら、帰っちゃいました(泣)
まだ入国手続きを待っている私達…
シーンとした空港。
寂しい………。
寂し過ぎる………。
姿だけでもみたかった………………。
ゲートから出て目にしたのは、ボーッとした顔つきの疲れ果てた旅行者達と、ホテルから来ているお迎えの運転手さんたち、それから、多分1番元気そうなのは、タクシーの運転手さんたち。
イリリキ?イリリキ?
はい、イリリキです。
こっちで待ってね。
はい、待ちます。もうあんまり頭が働きません。
これから泊まるのは、イリリキ・アイランド・リゾート。歩いて一周できるイリリキ島にあります。
以前は子供連れの宿泊は不可でしたが、そんな事を言っていられなくなったのか、あるいは経営方針をファミリーフレンドリー路線に変更したのか、家族連れ歓迎リゾートになりました。
イリリキ島全体がイリリキ・アイランド・リゾートの私有地です。
家族連れは島のこっちの方、ハネムーナーや大人だけのグループはこっちの方、と、島の中で住み分けされていました。なるほどね。
さて、静かになった空港で暫く待たされ、イリリキに向かう宿泊客が全員揃うと、車は走り出しました。
ブロロロロロ~
やっと来たわよ、バヌアツ。
静かだわね。
夜中の1時なんだから、当たり前か。
誰も歩いていないわね。
夜中の1時なんだから、当たり前か。
あら、ここはポートビラの中心?思ったよりも都会だわ。
首都だものねえ。
イリリキ島に渡るボート乗場は、ポートビラの中心にあります。
日中はきっと賑やかなんだろうな、と思われる所で降ろされ、
乗って下さ~い、のボートに乗らされ、
あれ?荷物は私達と一緒に乗せないの?
あら?あら?荷物ぅ~
と言う間もなくボートはみんなのスーツケースが並べられた桟橋からグングン離れて行きました。
一緒に乗ってる他のお客さんと目を合わせて、
「荷物、大丈夫かしら…」
心配ですが、海に飛び込むわけにもいかず、
これって、南米だったらもう荷物とは会うことないだろうな、と、言ったこともない地域のことを勝手に決めつけながら、イリリキ島に上陸したのでした。
荷物は次のボートでやってきましたが、どうして乗客と一緒に乗せなかったのか未だによくわかりません。スペース沢山あったのにさあ。
兎に角!
着きました。
バヌアツ(^^)♪
海の色?
わかりません。
空の色?
わかりません。
星ですか?
曇っててみえません。
島の様子?
さあ……
部屋の大きさ?
それならわかりますよ。
広くていい感じです。
シングルベッドが4つ、ソファーセットにキッチン、机もテーブルもあるのにまだまだスペースがあります。洗濯機も乾燥機も、食器洗い機もあります。家族連れにはもってこいです。
長い長い一日がようやく終わりました。