移動日です。男はトランピング(Routeburn Track)へ向かい、女はTe Anauへ向かいます。
前回書いたように、ダンナが一人でトランピングするのですが、歩くのはルートバーン トラック(Routeburn Track)というコースです。全長32km。東のルートバーン シェルター(Routeburn Shelter)から西のザ・ディバイド(The Divide)へ向かいます。
トランピングへ行かない私たちは、ダンナを登山口まで車で送って行って、2日後、西のゴールまで迎えにいくことになっています。(正確には、Key Summitというちょっとした頂上で落ち合うことになっています。)
ダンナが歩くのは、ピンクでハイライトした32㎞ですが、
私たちが車で移動するのは、この↑地図の緑色の線。ざっと計算したら320km。なんたることでしょう!10倍・・・遠い・・・他に道はないのか?!ありません。
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一本道を、とりあえずGlenorchy(グレノーキー)という町を目指して走ります。
どんどんさみしーくなっていきます。
そして、Glenorchy(グレノーキー)という町を過ぎると、砂利道になってしまいました。
えええ・・・???ルートバーン トラックって、年間16000人もの人が訪れる観光地なんじゃないの?道路標識も、不親切なくらいありません。いやいや、不親切といってはいけませんね。必要最低限の道路標識があります。
あ、こっちは私有地だ。あ、こっちも私有地だ。と2回ほどUターンをしながら、この道であってる?あってるはずだよ、あ、Routeburnって書いてある。小さくて読みづらい・・・
でもほんとにこんな道を行くの?なんだか、私道みたい・・・
初めての人を不安にさせること間違いなし、な道でした。
まあ、そもそも、バスとかツアーで登山口へ行く人が多いんですって。そうですよねえ。同じ場所に戻ってくる人は多くないだろうから、乗って来た車をどうするんだ、という話になりますからねえ。(日帰りとか、1泊して同じ場所に戻ってくる人もいるみたいです。)
不安ながらも、11:30AM、無事着きました。
え?これ?ここ?
あ、でも他にも出発の準備している人がいる。
駐車場にも結構 車が止まってる。
Routeburn Trackって書いてあるねえ。
じゃあ行ってらっしゃーい。
おとうさん、行っちゃった。
で?今来た道をとりあえずクイーンズタウンまで戻るってわけね。
今来た砂利道を戻るんだよねえ?
おかあさんが運転するんだよねえ?
ワタクシは心配性です。
・・・
パンクしたらどうしようか。
おとうさん、携帯の電波つながらない山の中だよね。
そもそも、おとうさんの携帯がつながったとしても、おかあさん携帯持ってないよ・・・
まったくの森の中だね・・・
だれもいないね・・・
パンクしませんように~~~・・・と祈りながら引き返し始めました。
途中、登山客を運んでいるバスとすれ違いました。
あ、最悪でもこのバスが引き返してくるから、何かあったらあのバスにひろってもらおう。そう思った瞬間、一気に気持ちが楽になりました。その後も数台の車とすれ違ったので、なんだ、意外と交通量が多いじゃないの、と安心しました。
お昼どうしようか。
あ、そういえば、アジアンショップにあんまん売ってたよね?うん。それがいい。あんまん買って食べよう。
一個2ドルのあんまんとよもぎまん(?)を買って車の中でかじりながら先を急ぎました。何しろ今からテ・アナウTe Anauという170㎞位離れた町まで行かなければなりません。
まずはガソリンを入れなければ。
空港のある町(Frankton)にあるBPでガソリンを入れました。
38.07Lで74.20ドル。($1.949/L)
さあ、お昼食べたし、ガソリン入れたし、出発だ―。オ~~~~。
・・・
<つづく>