アデレード暮らし

2001年から南オーストラリア州のアデレードで暮らし始めた私の記録

NZ旅行 土ボタルを見た@Te Anau

土ボタルの話

トランピングへ行ったダンナをTe Anauで待っているのですが、
1日目:Te Anau到着 午後3時半
2日目:フリー
3日目:Key Summitへハイキング
という予定です。

で、2日目には何をすればいいの?
土ボタルのツアーにでも行けば?
ふーん。じゃあそうする。
ということで、申し込んだ土ボタルツアーですが、
土ボタルって何なの???

土の中で光っているらしいよ。

・・・

何が?

虫が。

・・・・・・・・・・・

なんだかさっぱりわからないまま、2時間半のツアーに参加しました。
土ボタルは洞窟の中にいるそうで、その洞窟へはフェリーで向かいます。
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4時半にフェリーが出航。
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フィヨルドの説明を受けながら、
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風冷たい!!!と叫びながら、フェリーは進みます。
室内に座ればよかった・・・

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洞窟内は写真厳禁。
このあと、前半、後半のグループに分かれ、私たちはのんびりしていたので、後半にグループになりました。

まずは、土ボタルとは何か、という説明を受けました。
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つまるところ、土ボタルというのは蛍とは何の関係もなくて、「光る幼虫」でした。だれだよ、「蛍」なんてつけた人は・・・ 光るイモムシでいいよぉ。
英語では、Glowworm グロウワーム。 「光る細長い虫」です。
ヒカリコノコバエの幼虫だそうです。

「幼虫は洞窟や洞穴などの天井に生息している。粘液を20から30mm、長いものでは30から40cmもたらす。暗闇でルシフェリンにより青白い光を発し、虫を誘き寄せて粘液で絡め取り捕食する。幼虫の期間は約6ヶ月から12ヶ月である。」

クモのように獲物を取る、光る幼虫。

ぞぞぞ・・・

土ボタルの生息する洞窟内で上を見上げる時は口を開けないように、という注意がありました。上から落ちてくるかも・・・だそうです。(笑)

しかし、実際に洞窟に入って行って思いましたが、とても綺麗でした。
満点の星空を見上げているようでした。
星に明るさがあるように、土ボタルの光にも明るさがありました。
あ、あれは一等星だわ、こっちは5等星くらいかしら、オリオン座はどこかしら?と勝手に星に置きかえながら、実物の姿のことは忘れ、大変神秘的な光景を満喫しました。

土ボタルも綺麗でしたが、一万二千年前からあるという洞窟の中も大変興味深く、いったいどこからくるんだ?と思われる大量の澄んだ水が美しい景観を作り出していました。うなぎも1匹見かけました。

狭い洞窟の中を歩いて行くので、閉所恐怖症の方にはお勧めできませんが、
大人79ドルですけど、
一回くらいは見てもいいと思いました。